高杉晋助
原作:空知英秋
天人が支配する世の中を敵視し、武装集団・鬼兵隊を率いてテロを画策する危険人物。銀時や桂とは旧知の仲だが、攘夷戦争後に袂を分かち現在に至る。銀時や桂と同様、人を引きつける不思議なカリスマ性を持っている男。
俺は、ただ壊すだけだ。この腐った世界を
お前を裁くのは この俺だ
俺には護るものなどなんぞないし、必要もない
どうせ踊るならアホとよりとんでもねェアホと踊ったほうが面白ェだろうよ
ホラを実現してみせる法螺吹きが英傑と呼ばれるのさ 俺はできねぇ法螺は吹かねぇ
今日はまた随分とデケー月が出てるな。かぐや姫でも降りてきそうな夜だと思ったが、とんだじゃじゃ馬姫が降りてきたもんだ
地獄で眠りなァ…
俺が破りてぇのは道場じゃねぇ アンタだよ松陽先生
二度と俺達を同志なんて呼び方するんじゃねぇ そんな甘っちょろいモンじゃねーんだよ 俺達は
俺が弱いことは解った 俺より強い奴が山ほどいるのは解った ならせめてあいつらより強い侍になりてぇ
例え将軍だろうと、天であろうと誰にもお前は裁かせねェ。お前を裁くのは、この俺だ!! おもいだす必要はねェよ。いずれ天導衆…ふざけた烏ども…いや、世界の首引っ提げて、地獄へ行くからよォ。先生に、宜しくな!!
俺達が狙っていたのは首じゃねェ てめェら将軍の手足だよ。 あたりもはずれも根こそぎ引き抜きゃ勝手に首も落ちるだろ
アンタの武士道も俺達の武士道もこんなんで折れる程ヤワじゃないだろ
俺も目の前の一本の道しか見えちゃいねェ あぜ道に仲間が転がろうが誰が転がろうがかまやしねェ
一つの目的のために存在するものは、強くしなやかで美しいんだそうだ。
だったら俺達はこの世界に喧嘩を売るしかあるめェ あの人を奪ったこの世界をブッ潰すしかあるめーよ
しかとその目に灼きつけておきな 俺か・・・それともコイツかどちらがくたばろうが どちらかが必ずてめェらを地獄に送る
遅かったな。 待ちくたびれたぜ、銀時 この国を壊すのも護るのも俺達しかいねェだろ
俺達はてめぇに刃を突き立てることは出来ねぇが 自らを斬るより安くねぇ奴がいる 自らを呪うより安くねぇ奴がいる 俺にはお前が お前には俺がいる
俺の閉じたこの左目は… あの頃映した憧憬も 絆も 志も そして …憎しみさえも何一つ忘れちゃいねぇ 一度たりとも見失っちゃいねぇ この拳を振り下ろすべき相手は この目蓋の奥に焼き付けたままだ
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