アニメ「NEW GAME!」社畜と百合を融合させた魅力

アニメ
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「お仕事アニメ」というとP.A.worksの3本が有名ですが、そこに割って入るかのように大人気を博したお仕事アニメが登場しました。

それこそが「NEW GAME!」。

ゲーム制作会社に勤め始める新入社員「青葉」が成長していく物語なのですが・・・

可愛さやリアルな労働環境が共存し、なかなか見応えのある作品に仕上がっているのが魅力。

是非1度見て欲しい作品です。

 

 

 

「NEW GAME!」ゲーム制作会社を舞台にしたお仕事アニメ。

2016年にアニメの第1期が放送、人気に火が着き翌年2017年には第2期も放送されました。

のほほんとしたお仕事の風景だけでなく、仕事にかける思いや姿勢、葛藤など、誰もが身近に感じられるテーマをふんだんに盛り込んでおり、誰でも共感できる内容になっています。

 

そこに添えられる可愛い女の子たちの動き、そして時々見られるキャッキャうふふの女子達。

 

まさに百合。

 

癒しを与えてくれながらも視聴後の満足感が大きな作品。

特に主人公のブレることのない目標の設定は、本作品の主軸として物語を支えていました。

 

女の子だらけのゲーム制作会社というのは実際にはあり得ないでしょうが、本作では多少の百合展開も用いられているために男は一切登場しません。

実際の仕事をする上での苦労や葛藤などがリアルに描写されている本作品。

「涼風青葉」は入社1月も経たないうちに終電まで残業をしている風景も見られましたね。

 

まさに社畜。

 

しかし、ただの社畜・・・というよりは自分が頑張りたいから頑張っている・・・という姿を描いていますね。

押しつけられて嫌々仕事をしている人はただの一人もいません。

 

可愛らしいのほほんとした掛け合いから、本当にお仕事アニメなのかと思うほどですが、生々しく映し出されています。

作中たった一度しか披露されなかった「がんばるぞい」がネット上では有名となるなど、大勢の視聴者を虜にした本作。

1期と2期に分けて感想を述べていこうと思います。

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「NEW GAME!」あらすじ

主人公の「涼風青葉」は高校卒業後、大好きなゲームの制作会社に就職しました。

イーグルジャンプ。

 

そこにいたのは大好きなゲーム「フェアリーズストーリー」のキャラデザを担当した「八神コウ」でした。

 


(c)得能正太郎・芳文社/NEW GAME!製作委員会
アニメ「NEW GAME!」より引用

 

憧れの存在に出会い、自分もいつかそうなりたいと固い決意を胸に仕事に励む「涼風青葉」。

ときに苦悩しながらも必死にゲームを作り上げていきます。

そこで繰り広げられる仕事の大変さ、「八神コウ」がいかに遠いか、しかし追いつきたいという思いなど、登場人物全員の成長と様々な感情をリアルに描いた物語です。

 

 

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「NEW GAME!」第1期(2016年)

放送時、やたら騒がれていたアニメでした。

とくに「がんばるぞい」という台詞が。笑

 


(c)得能正太郎・芳文社/NEW GAME!製作委員会
アニメ「NEW GAME!」より引用

「がんばるぞい」

 

良くある女の子の日常ものを想像していましたが、概ね当たり、しかし非常に面白い作品でした。

主人公の「涼風青葉」がイーグルジャンプに入社するところから物語は始まります。

そこは「涼風青葉」が憧れていたゲーム制作会社でした。大好きなゲーム「フェアリーズストーリー」を生み出した会社。

特にお気に入りだったのがキャラデザを担当した「八神コウ」の存在でした。

 

自分もいつか自分でキャラデザした作品を世に送り出したい、「八神コウ」のようになりたいと志を胸に、彼女の社会人生活はスタート。

世間ではゲーム制作会社というのはブラックという認識が強いです。

その認識をそのまま反映したかのようなリアルな描写が強く感じられましたね。

 

やたら寝泊まりが多い、入社してすぐに終電帰りなどなど…ブラック企業を彷彿とさせる描写がリアリティを出していました。

特に「八神コウ」は寝泊り常習犯のようでしたし。

 

そんなこと、よっぽどその仕事が大好きでないと到底できないことですよね。

単純に凄いと思います。

納期ギリギリには社員の多くが栄養ドリンク片手に頑張っていたところも、視聴者に仕事は大変なのだという印象付けを行っているようで苦笑いしながらも面白い作品だなと思いました。

 

しかし「涼風青葉」はめげないで頑張っていましたね。

本当に熱心に仕事に取り組み、ときに分からないことを彼女なりに苦悩し、周囲が手厚くバックアップをしてくれる・・・心温まる仕事風景でした。

 

また、「涼風青葉」の強い意思は物語の支柱となっていて、周囲も感化されていたようでした。

新人ながら、非常に重要で貴重な存在だったのでしょう。

 

1期を見て思ったことは登場人物が全員可愛いということ。

これまでに可愛い女の子作品を多く生み出してきた芳文社にて原作を連載していた作品なので、ある程度は期待をしていましたが期待以上でした。

主要キャラは少し多めかと思いますが、全員個性が豊かで誰も引けをとりません。

そして時々見られる百合要素が可愛さを引き立てていたと思います。

 

濃すぎることもなく、本当に仲が良いなとほのぼの感じる程度の百合要素は、ただひたすらに心を和ませてくれました。

 


(c)得能正太郎・芳文社/NEW GAME!製作委員会
アニメ「NEW GAME!」より引用

 

作中で少しだけ登場したゲームのキャラなども細かく作りこまれており、細部まで楽しめる施しがなされていました。

どんどん成長してくキャラたちを緩やかな心で見られる第1期でした。

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「NEW GAME!」第2期(2017年)

1年の間を置いて放送された第2期。こちらでは個々にクローズアップして物語が進められていました。

「涼風青葉」を主軸に物語が動いていくことは勿論ですが、それ以外の主要キャラはそれぞれの葛藤や苦悩を乗り越えてステップアップしていましたね。

 

「滝本ひふみ」はキャラ班リーダーに抜擢され、周囲をまとめようと積極的にかかわりを持ちに行っていました。

「飯島ゆん」は頑張ることが恥ずかしいと思っていた意識を切り捨て、更なる成長に繋げる進展を、「篠田はじめ」は自ら上司に新規の企画書をバンバン持ち込むようになり、「八神コウ」は苦い過去の経験を乗り越え自らの成長のために新たな挑戦を決意しました。

他のメンバーや2期から登場したメンバーも悩みを抱えながらも最後は成長に向けて動き出していました。

 

その中でも個人的に印象に残っていることが1つ。

新作ゲームのキャラコンペの際の「飯島ゆん」の一言、「うち、かっこわるい」。

自分の悪いところを認めて口に出せるというのは中々できることではありません。

素直に凄いことだな、と思いましたね。

 

また、第2期ではカップリングでの登場が多かったかなとも思います。

「阿波根うみこ」と「桜ねね」のコンビは登場回数も多く、新たな芽の成長と育成を感じさせてくれる良いものでした。

 


(c)得能正太郎・芳文社/NEW GAME!製作委員会
アニメ「NEW GAME!」より引用

 

第1期ではアルバイトとして手伝っていた「桜ねね」がここまで成長していくとは正直予想していませんでした。

物語のインパクトとして登場しているだけかとばかり思っていたので。

 

そして、職場体験でイーグルジャンプに来ていた2人組。

この2人は「涼風青葉」の成長を促していましたね。後輩を持つことによる人間の成長は計り知れません。

見事に「涼風青葉」を更なる成長に繋げ、物語自体を盛り上げるスパイスになっていました。

 

 

全体的に全てが安定した作品でした。

それが多くのファンを引きつけた秘訣だったのでしょう。

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