デニール・ヤング
漫画:宇宙兄弟 出版社:講談社 掲載誌:モーニング ジャンル:ストーリー
原作:小山宙哉
NASA職員でアスキャンの飛行訓練の老教官。
日々人にジェット機の操縦を教授した人物。専用訓練機と破天荒な指導スタイルが個性的過ぎて、NASAの飛行教官としては最低ランクに位置づけられており、実技訓練前の筆記試験で最低点を採った宇宙飛行士候補者に彼が押し付けられる。ノリがよく車の運転も荒い。本人曰く、車の運転は丁寧だが、飛行機の操縦はちょっと手荒いらしい。
今のは”心のノート”にメモっとけ
ところでムッタ、空と人生の一番の違いは何だか知ってるか? 「空」は誰のもんでもない「人生」は自分のもんだ 人生はコントロールが効く
”止まる”も”進む”もコントロールするのはお前だ
あいつらみんな一流だ。まあ・・ワシは超一流だけどな!
どーせやるならその道の一流を目指そうぜ
ワシらは死ぬまで生きるだけだ。コントロールが出来る限り自由に飛び回るだけだ。
引退式でぶちまける“水の勢い”は退く者への“感謝の大きさ”に比例する
まあ人生もそうだ 空模様と同じだ 晴れたり曇ったり 雨も降りゃ雷も落ちる 面倒臭えもんだぜ……
思ってた以上に格別だなオイ! 最後の教え子の“ロケットロード”ってのは!
昔はそんな仕組みでもなかったんだけどな 知らんまに…… ”できる生徒”に高ランクの教官をつけて優先的に伸ばしていく方式になった ちなみにワシは最低ランクだ! なんせワシの操縦に耐えられる生徒がおらんからな!
景色はどうせ見えねえんだ 計器にだけ注目しろよ ムッタ
一度でいいからやってみたかったんだ 教え子が操縦するマックス号でワシは操縦桿も一切握らずハンモックにゆられるみてえに 余裕のフライトを楽しむ
あの“ロケットロード”が流れるまでの余韻それを含めて“打ち上げ”って言うんだ
ワシは車は安全運転だが ジェット機となるとちょいと手荒いぞ ウフフフ
大丈夫か……? ワシがかわす方向によけてきたのはお前が初めてだ ウハハ
ワシは引退すると決めとった お前が最後の生徒だムッタ
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