上弦の参・猗窩座(あかざ)
漫画:鬼滅の刃 出版社:集英社 掲載誌:週刊少年ジャンプ ジャンル:バトル
作者:吾峠呼世晴
上弦の参(さん)。全身に紋様めいた刺青を施した、紅梅色の短髪を有する青年の鬼。愚直に強さを求め続ける武術家じみた一面を持ち、敵でも実力者には尊敬の念を持つ。「拳鬼」と呼ばれ、戦闘スタイルは己の体で戦う肉弾戦。また、闘気を感知する血鬼術を用いる。
お前も鬼にならないか?
理解した 俺はコイツを体の芯から受け付けないのだ
もういい やめろ再生するな 勝負はついた 俺は負けた あの瞬間完敗した 正々堂々 見事な技だった
無惨様がお前に何か命じたか? 失せろ
やはりお前は鬼になれ杏寿郎
俺と永遠に戦い続けよう
俺と永遠に戦い続けよう
弱い奴が嫌いだ 弱い奴は そうだ俺が殺したかったのは
…ど う もう… どうでもいい… 全て… が…
杏寿郎死ぬな 死ぬ…!!死んでしまうぞ杏寿郎!鬼になれ!!鬼になると言え!!
弱者に構うな杏寿郎!!全力を出せ 俺に集中しろ!!
ごめん ごめん 守れなくてごめん 大事な時傍にいなくてごめん
約束を 何ひとつ守れなかった…!!
許してくれ俺を許してくれ頼む 許してくれ…!!
約束を 何ひとつ守れなかった…!!
許してくれ俺を許してくれ頼む 許してくれ…!!
“この少年は弱くない侮辱するな” 杏寿郎の言葉は正しかったと認めよう
久しいなァ よく生きていたものだ お前のような弱者が 竈門炭治郎!!
鬼にならないなら殺す
そうか お前は喋るのが嫌いなのか 俺は喋るのが好きだ!何度でも聞くぞ お前の名を!!
次会った時はお前の脳髄をぶちまけてやる!!!!
今日行けなくても来年も再来年も花火は上がるからその時行けばいいですよ
わかった 俺は必ずお前を殺す
死んだところで三人と同じ場所へは行けない よくも思い出させたな あんな過去を
そうか アイツは義勇という名前なのか
お前は確かに弱くなかった敬意を表する
さあ始めようか。宴の時間だ
さあ始めようか。宴の時間だ
素晴らしき才能を持つ者が醜く衰えてゆく
俺はつらい耐えられない
死んでくれ杏寿郎 若く強いまま
俺はつらい耐えられない
死んでくれ杏寿郎 若く強いまま
きっと治す 助ける 守る 俺の人生は 妄言を吐き散らすだけのくだらないものだった
ただいま親父 戻ったよ 師範 恋雪さん ただいま
何を言ってるんだあのガキは 脳味噌が頭に詰まってないのか?
人間だからだ。老いるからだ。死ぬからだ
いい刀だ
斬るなら斬りやがれ 両手首斬られたって足がある 脚で掏(す)ってやるよ どの道次は捕まらねぇぜ
杏寿郎や炭治郎のように死ぬことはない お前も鬼になれ義勇
そう 弱者には虫唾が走る反吐が出る 淘汰されるのは自然の摂理に他ならない
杏寿郎はあの夜死んで良かった
どう足掻いても人間では鬼に勝てない
病で苦しむ人間は何故いつも謝るのか
手間をかけて申し訳ない 咳の音が煩くて申し訳ない 満足に働けず申し訳ない
自分のことは自分でしたいだろう
咳だって止まらないんだ
普通に呼吸できりゃあしたいだろう
一番苦しいのは本人のはずなのに
手間をかけて申し訳ない 咳の音が煩くて申し訳ない 満足に働けず申し訳ない
自分のことは自分でしたいだろう
咳だって止まらないんだ
普通に呼吸できりゃあしたいだろう
一番苦しいのは本人のはずなのに
炭治郎やはりお前は不快だ
体中の細胞が産毛に至るまで今すぐコイツを殺せと言っている
はい 俺は誰よりも強くなって 一生あなたを守ります
今まで殺してきた柱たちに炎はいなかったな
そして俺の誘いに頷く者もなかった なぜだろうな?
同じく武の道を極める者として理解しかねる
選ばれた者しか鬼にはなれないというのに
そして俺の誘いに頷く者もなかった なぜだろうな?
同じく武の道を極める者として理解しかねる
選ばれた者しか鬼にはなれないというのに
鬼になって記憶を無くし また俺は強さを求めた
守りたかったものはもう何一つ残っていないというのに
家族を失った世界で生きていたかったわけでもないくせに
百年以上無意味な殺戮を繰り返し
守りたかったものはもう何一つ残っていないというのに
家族を失った世界で生きていたかったわけでもないくせに
百年以上無意味な殺戮を繰り返し
何ともまあ 惨めで 滑稽で つまらない話
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