アニメシュタインズゲート絶対見るべき作品

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2011年というアニメ豊作時代の代表的作品「Steins;Gate(シュタインズゲート)」。

まだ見ていないというならば、是非とも見ろとしか言いようがない作品です。

 

僕の中では神7アニメ認定。

 

伏線に次ぐ伏線、カッコいいオープニングテーマ、魅力的なキャラクター・・・たくさんの魅力が詰まった作品です。

その感想をご紹介します。

 

 

 

僕がSteins;Gateを初めて視聴したのは、大学2年生の頃でした。

それまで様々なアニメを見ていたのですが、何故かSTEINS;GATEを見ることを敬遠していました。

中学生時代からバトル系のアニメや少年誌系のアニメが好きだった僕は、それ以外のジャンルに手を付けるのが怖かったのかもしれません。

しかもSteins;Gateはゲームから派生したアニメ・・・。

僕の中では未開拓のジャンル過ぎてちょっと嫌煙してしまったというのが正直なところだと思います。

 

 

Steins;Gateは非常に人気がある作品です。

が、よくこんな意見を聞きます。

 

「途中までが全然面白くない。」と。

 

ちょうど夏休みで時間が有り余っていた僕は、新たなジャンルへの挑戦と、どのくらいその感想が正当なのかを確かめるため、見ることを決意しました。

というかそれを理由としてこじつけ、見る動機にしたと言うのが正しいかも知れません。(;゜ロ゜)

 

まずはシュタインズゲートを見たことがない人へ。

シュタインズゲートってどんなアニメ?

ということを解説したいと思います。

 

アニメ好きならば絶対知っているこの作品。

ゲームが原作となるこちらの作品ですが、アニメは2011年に放送され、2013年には劇場版も放送されました。

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アニメ「シュタインズゲート」のあらすじ

秋葉原に拠点を置く小さな研究所「未来ガジェット研究所」。

そこのリーダーを務める狂気のマッドサイエンティスト、岡部倫太郎ことオカリンとラボのメンバー(通称ラボメン)は日々ヘンテコな発明を生み出し過ごしていました。

 

ある日にオカリンはラボメンのまゆしぃと講義会場に向かいますが、そこで天才少女、牧瀬紅莉栖と出会います。

 

© 2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
アニメ「Steins;Gate」より引用

 

しかし紅莉栖は何故か血溜まりに倒れていました。

そのことをラボメン橋田にメールするオカリンですが、突如眩暈に襲われ、気付いたときには自分の記憶と周囲の状況が変化を起こしていたのです。

 

ラボに戻りそのことを検証すると、発明品の「電子レンジ(仮)」携帯メールを過去へ送るタイムマシンであることが発覚しました。

メールを過去に送信する度にメールの内容に関係のある人の過去を改変することが明らかになったのですが、何故かオカリンの記憶だけは何も変化が起こりません。

 

オカリンを始めラボメンは「電子レンジ(仮)」の改良を進め、過去を変えたい対象者の過去改変を次々と行っていきました。

しかしこの改変が、どれだけ小さな変化でも実は世界に大きな影響をもたらしていたのです。

 

さらに、橋田と紅莉栖が発明した人の記憶を過去に送るタイムリープマシンが完成。

これが原因で、オカリンは秘密組織に命を狙われることに。

ラボメンの願いが叶えられた現在の世界線は絶望の未来が待ち受けており、さらにはラボメンの命までもがかかっていたために、オカリンは危険を顧みず何度も「やり直し」を行います。

 

そのためには全ての過去をキャンセル、つまり「やり直し」を行うことが必須。

しかしやり直しを行うと今度は別のラボメンの命が失われてしまう事実に直面したオカリン。

絶望と苦悩の中で何度もやり直し、最後には自分が犠牲になることを決意しました。

 

自分を犠牲にして絶望の中で過ごすオカリンでしたが、不意に訪れたきっかけを勇気に変え、再び全てを元に戻そうと立ち上がります。

果たしてオカリンは自分の命を狙う秘密組織の陰謀を防ぎ、仲間と大切なものを救うことができるのだろうか…。

 

 

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アニメ「シュタインズゲート」の感想

なんと楽しい作品なことか。

こんなに没頭できるアニメがあるのか。

コレが最初にこの「シュタインズゲート」を見終わった感想です。

 

正直物語序盤は意味が分かりませんでした。

 

タイプリープ?

過去改変??

 

あまり耳にしない設定の山で、ついていくだけで精一杯、全てを理解して見進めていたわけではありませんでした。

 

今でこそタイムリープものの作品は多くありますが、当時はまだ殆ど登場しておらず、世界線という概念すらも理解が上手くできていなかったです。

ちょっとした都市伝説好きならばご存じの「ジョンタイター」。

アニメ「シュタインズゲート」にもジョンタイターは登場するのですが、リアルで話題となったジョンタイターを知ってたらすんなりと世界観h飲み込めるのかな・・・と思います。

また、棚田(通称ダル)の口調が受け付けず…。

なんと気持ち悪いんだと思っていました。笑

 

全体的に中二病感満載で、しかもゴリゴリのオタクが登場し、さらには難しい設定の嵐…。

自分にはあまり合わない作品かもと思っていました。

 

しかし5話を過ぎたくらいから、なんとなく物語が理解できてきて、段々楽しくなってくるように。

そして10話を迎える頃には早く続きが見たい、面白いという思いしか浮かばなくなっていました。

 

当初意味不明だった設定も徐々に理解でき、この頃になると段々と謎も明かされてきました。

ダルなどのキャラについては慣れていましたね。

物語が楽しすぎて気にならなくなったのかもしれませんが。

 

とにかく話が進むに連れて目に見えて面白くなっていく展開に、目が離せなくなってしまっていたんですね。

2クール目になると本当に色んなことが明かされて、物語は多くの見せ場が用意されていました。

1話ごとに徐々に真相に迫りつつも、毎回盛り上がる展開が用意されていて気付けばあっという間に見終えていました。

 

特に後半は強烈な勢いで進んでいきましたね。

 

オカリンは苦悩したり、

紅莉栖と近付いていったり、

鈴羽が実は超重要人物だったり、

あのダルがまさかの正体だったり…。

 

何を語ったら良いのかすらも分からなくなるほどに本当に目が離せないことのオンパレード。

これを見ないのは勿体無いと断固主張します。

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アニメ「シュタインズゲート」の魅力

© 2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
アニメ「Steins;Gate」より引用

本作はタイプリープやバタフライ・エフェクトなど、今では当たり前の設定が用いられています。

単純に過去に行くだけの話しならばいくらでもありますが、やり直しという概念や並行世界線など前例がないような設定を取り入れていました。

当時としては非常に珍しい設定だったのでは・・・しかもそれをアニメで描いたんです。
後々思い返すと、1話目から伏線の山で、最初適当に見ていたのが悔やまれます…。

 

細かく散りばめられた伏線は

本当に良くできているな

の一言。

 

思わず「おお…」と声を漏らしていました。

最初は良く分からなくても、登場人物の一言一句を漏らさず覚えておいた方が良いです。

そうすると、作品後半から気持ち良いほどに次々回収される伏線の華麗さに感動を覚えるでしょう。

 

また、主題歌にも秘密が隠されています。「Hacking to the Gate」ですね。

歌詞が作品の内容を反映したものになっていて、ネタバレまでも含んでいます。

物語中盤くらいまで見た後に一曲通して聞くと、そういうことだったのかと思えるように仕込まれているんですよ。

 

その芸の細かさは本当に感動してしまいます。

 

ちなみにこの曲はオカリン視点で作られています。

確かに歌詞を良く見ると、オカリン視点というのが分かります。

 

そのオープニングについては次のセクションにて。



OPがカッコいい

そうして、第1話を視聴し始めました。

まず最初に感じた印象は、OPがかっこいいということです。

 

僕の中には謎理論があります。

OPがかっこいい(自分が気にいるかどうかですが)とアニメは決まって面白い。

という理論。笑

 

でも、コレって結構真理で・・・実際にOPだけを見てその後見るかどうかを決めるアニメファンも多いと思います。

僕の中で特に印象的なOPは「Fate/Zero」。

「ソードアートオンライン」。

「血界戦線」。

「ログホライズン」。

「進撃の巨人」。

「サイコパス」。

前評判の高いアニメ作品もありましたが、僕は基本的にそのような評判は調べません。笑

どれもOPでやられた作品ばかりですね。

 

その中でも特に印象深いのが「魔法少女まどか☆マギカ」。

実際のオープニングはクラリスですが、アニメが始まった瞬間にかかった曲はKalafinaの絶望と希望が入り交じった独特なサウンドだったと記憶しています。

あれにはやられましたね・・・多分同じ思いを抱いている人が多いのではないでしょうか。笑

コレは見ないと・・・伝説的な作品になるぞ・・・・と直感した記憶があります。

 

Steins;Gateもその名だたる作品達と同じく・・・OPが魅力的だと作品自体は面白いという僕の理論はは的中しました。

繰り返したくなるギャグセンス

実際、視聴を始めてみると・・・面白くないと言われていた「前半」を僕は非常に楽しむことができました。

最初から中間くらいにかけて日常回が多いのですが、ギャグセンスが高く、自然と笑っていました。

 

耳に残る様な言葉が非常に多かった印象があります。

「トゥットゥルー」

「ジューシー唐揚げNo.1(ワン)」

「変態じゃないよ、変態紳士だよ」

「セレブセブンティーン」

「常考」

どれも思わず口にしたくなるようなフレーズばかり。

 

それくらいに、最初から影響力があり「最初は面白くない」などと言っていた人たちを疑いました。

 

 

伏線に次ぐ伏線

しかし注目すべきは、そこだけではありません。

僕の中で途中から本当に目が離せなくなり、バトル系アニメ以外でこんなにテンションが上がった作品は他にありません。

 

そもそもSTEINS;GATEがどんなアニメかという話になりますが、簡単に僕の言葉で言うと、

色々な並行世界から自分にあった完璧なシナリオの世界を探す

というアニメです。

 

もともとタイムマシンを作りたかった主人公たちが、電子レンジから本当にタイムマシンを作り上げてしまいます。

そうして人生が劇的に変化します。

タイムマシンを使い悪い方向へ変えてしまった未来を、主人公たちがどの様にしていい未来に変えていくのか、そこが特に見所でした。

笑いありの日常界から一転・・・どうすれば良いのか分からなくなってしまうくらいの絶望感で溢れた中盤。

そして涙ありのラスト。

まさに、最初から最後まで非常に最高なアニメでした。

しかし、これだけでSTEINS;GATEの面白さが終わるわけがありません。

アニメを普通に見終わった僕は「あー、面白かった」と悦に浸っていました。

 

そこで、考察や伏線などについて調べようと思い検索をかけました。

すると、まず面白い情報を手に入れました。

 

それが「OPの歌詞が変わる」というものでした。

 

実際、歌自体は変わっていませんでしたが、歌詞が変わっていました。

どうやら、歌の1番2番が入れ替わった様です。

しかも、アニメの内容に即した様な歌詞で前後が入れ替わっていました。

見事、僕はテンションが更に上がりました。

 

まだまだあります。

もう1つは「最終回を見てから第1話を見ると意味がわかる」というものでした。

稚拙な表現になりますが、足りなかったパズルのピースがハマった、と言わんばかりに全てが繋がりました。

僕は基本的にアニメは1度しか見ないのですが・・・この作品については何度も見返しています。

「何度も見た」という人の気持ちが痛いほどにわかりました。

 

 

更に面白いことがありました。

こればっかりは本当に製作陣の粋な心に感動すら覚えました。

それはなんと「再放送で世界線が変わる」というものでした。

つまりね、違う作品にさえもなってしまうと言うことです。

正直、鳥肌がおさまりませんでした。

 

キャラたちの行動が変わるだけではなく、ダイバージェンス数値というものもしっかりと変化しており・・・それを再放送で流すというのはズルいのではないか、と感じずにはいられませんでした。

これは新作ゲームへの宣伝も兼ねた話題作りも含まっていたようですが、いやあ楽しませてもらいました。

 

はっきり言って、同じアニメでも全く別の内容のアニメと言えるほどに感動しました。

 

 

魅力的な女性キャラクター

キャラ達の個性溢れる姿には、感情移入を余儀なくされ、第1話から張っていた伏線に次ぐ伏線は、僕をSTEINS;GATEの虜にするには十分すぎました。

と、ここまでアニメの面白さを語ってきましたが、このアニメの楽しみ方はまだあります。

アニメが好きな人ならだれしも1度は通る道、どのキャラが1番可愛いか、という話し合いです。

 

話し合いというより寧ろ戦争。

 

個人的な話ななりますが、僕は断然、紅莉栖という女性キャラが大好き。

 

© 2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
アニメ「Steins;Gate」より引用

 

普段は知的でクールな立ち振る舞い、しかしその中に儚げな可愛らしさがあります。

紅莉栖は主人公に恋をしていくのですが、その過程が非常に悶々して可愛すぎます。

ツンデレ感がたまらなく可愛い。

 

という風に友人に言うと、友人は断然、まゆしぃだと言い張ります。

天然でありながら溢れ出る母性、眉毛が太いのもポイント高い、と意味不明なことまで語ってきました。

ですが、そんな会話が楽しくもあり、笑いや涙だけでなくそう言った論争を繰り広げられるほどに大きなアニメだなと感じました。

 

そして続いての魅力こそが、この魅力的なヒロイン達を巡って主人公の岡部がどのような判断を下すのか・・・という点。

 

究極のトレードオフ

少々ネタバレになりますが、シュタインズゲート第1期では主人公の岡部が2人のヒロインを助けるために自らを鼓舞して何度も過去を改変します。

精神的にそこまで強くない岡部が精一杯頑張れたのは、まゆしぃが第23話でビンタをしてくれたから。

 

しかし、シュタインズゲートの再放送では第23話でまゆしぃがビンタをしてくれませんでした。

何度も過去に行き、そのたびに異常なほどおびえた様子で戻ってくる岡部を見て鼓舞をすることが出来なかったんです。

この話が終了すると2期の告知が・・・。

当然視聴者はそれまで何も知らされていなかったので鳥肌ものでした。

 

こういうサプライズ演出も含まれているからこそ「シュタインズゲート」は伝説的な作品になっているのだと思います。

 

1期で岡部が何度も過去に戻っていたのは、まゆしぃと紅莉栖を助けるため。

中盤でまゆしぃを助けることに成功し、第23話では紅莉栖を助けるために過去に戻っていました。

しかし、ここでミスをしたり余計なことをすると、またまゆしぃが死んでしまう流れになる可能性があるわけで。

 

つまりね。

第23話で過去に戻らないことを決意したと言うことは、まゆしぃの命を助け、紅莉栖を見放すってこと。

そこから始まる第2期。

 

コレって「見方を変えると・・・

自分にとって大切な人が1人確実に死ぬことが確定しているわけで、それがどちらになるか?の違いでしかないということでもあるんです。

 

現実でこういったことが起きることはまずありませんし、想像の中の世界でしかないと感じる人が多いでしょう。

しかし、シュタインズ・ゲートを見ていた視聴者としては、非常に心苦しい部分だったはず。

どちらを選択するのか?視聴者も注目していたわけですが、岡部は2人とも救う方法を選択します。

 

そんな選択はとれるはずがないというのが、この時点での状況だったのですが、岡部は機転を利かせて、2人とも救う手段を見つけることに成功するのが第1期。

現実で仮にこういった究極の二者択一と言えるような状況が起きたとしたら、そもそもその時点で狼狽・・・。

冷静な判断すらできないというのが多くの人たちの本音だと思うのですが、岡部は冷静に考え、誰も思いつかない方法でこのピンチを乗り越えようとします。

 

このビリビリとした緊張感。

よく例え話でされる「どちらか片方しか助けられない場合、あなたはどっちを助ける?」ってヤツです。

 

シュタインズ・ゲートのような状況が自分の目の前で起きたら・・・と考えると、自分が何かを得る側だったとしても、素直に喜べる自信がありません。

得をする人がいれば、損をする人がいるというのは社会の中の当然の事象であり、それはもはやしょうがないことと多くは認識していると思います。

 

しかし、シュタインズ・ゲートのような究極のトレードオフの関係が起きたときには、同じ態度でいられる人はほとんどいないでしょうし、

やっぱりそんなことは絶対に起きないでほしいと願うしかないというのが本音。

 

でも、もし起きたらどうする?

あまり他では語られていませんが、これもまたシュタインズゲートの大きな魅力だと思います。

 

 

 

以上が僕のSTEINS;GATEへの愛。

見ようか迷っている人は是非見ていただきたいと思います。

刺激が足りない日常に花を咲かせてくれるかの如く、見ている間、常にワクワクさせてくれます。

 

 

さいごに

まだ見たことない人は是非見てほしいです。

序盤の意味不明さや登場人物のキャラに負けて見るのを辞めないでほしい。

 

放送から現在に至るまで人気の理由は見れば分かります。

本当にオススメできる作品だと思っています。

 

また、劇場版ではアニメ版にて少し中途半端になってしまったオカリンと紅莉栖の恋も結末を迎えます。

併せて楽しんでほしいなと思います。

2018年4月から始まる新作にも期待ですね。

 

最後にこの言葉をもって締めたいと思います。

トゥットゥルー。

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