アニメの主人公は敵と対峙するとき、たとえどんなに苦しい状況でも諦めずに希望を見出します。仲間のために全力を尽くす者が多いですよね。
しかし、彼らと同じ能力を持っていたとして、もしも自分がその立場だったらどうでしょうか。
彼らのように立派に立ち向かえるでしょうか。
それとも恐怖で足がすくんでしまうのでしょうか。
今回は、もしも自分が対峙した時、「自分だったらすぐさま死を覚悟してしまう」そんな敵を紹介します。
条件としては、その敵と対峙した時の主人公と同じだけの能力を自分も持っているものとします。
敵キャラ・ラスボス怖すぎるキャラ5選
ブロリー「ドラゴンボール」
(C) バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
アニメ「ドラゴンボールZ」より引用
ブロリーは、ぱっと見は華奢な体つきの気弱な青年ですが、その正体は一度怒りが爆発すると破壊と殺戮の限りを尽くす伝説のサイヤ人です。
サイヤ人モードに変身すると身体の大きさが元の数倍に巨大化し、筋骨隆々で白目むき出しのとんでもない姿になります。
普段は強気なベジータですら「もうおしまいだ…」と全てを諦めてしまうほどです。
ブロリーは幼少期のトラウマから孫悟空のことを細胞レベルで忌み嫌っており、変身後はとにかく「カカロットオオオオオ!!」と叫んで悟空たちに襲い掛かります。
巨大な筋肉の塊がとんでもない勢いで自分の名前を呼んで襲い掛かってきたらそれだけでもう絶望ですね。
さらに、超高威力のエネルギー弾を放つ際に「今、楽にしてやる」なんて言われた日には、自分だったら「うん、もうさっさと殺してくれ…」と静かに目を閉じて涙を流してしまいますね。
攻撃力はほかの3人と比べてダントツに高いので、あっという間にこちらが死んでしまいそうですが、ルール上こちらも悟空並みの耐久力を所持してしまうため、かなりの地獄を味わってしまいそうですね。
グラトニー「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST」
(C)荒川弘/スクウェアエニックス・毎日放送・アニプレックス・ボンズ・電通2003
アニメ「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST」より引用
グラトニーは賢者の石の力で動く暴食を司どるホムンクルスです。
ダメージを与えてもすぐに回復してしまい、倒しても倒してもゾンビのように復活するところがこちらの恐怖を刺激します。
見た目のイメージは巨大な赤ちゃんというか無邪気なジャイアンみたいです。
暴食を司るということで、彼の戦い方は「食べる」の一言に尽きます。
相手の武器、攻撃、そして最後には相手の身体までボリボリと食べてしまいます。
戦う前に互いに名乗るですとか、互いの信念をかけて戦うといったようなものはグラトニーにはありません。
出会ってまず一言目が「食べていい?」こんな相手がいきなり目の前に現れたら、死を覚悟しない方が無理ってものでしょう。
運よくグラトニーを追い詰めることができたとしても、さらに凶悪な第2形態が待ち受けています。
どうせやられるなら痛くないようにバクっと一飲みにしてほしいところです。
戸愚呂兄「幽遊白書」
原作/冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊) ©Yoshihiro Togashi 1990年-1994年 ©ぴえろ/集英社
アニメ「幽遊白書」より引用
戸愚呂兄と出会ったら死を覚悟するというか覚悟していなくても確実に殺されます。
背中を見せたら殺されます。
気分を害したら殺されます。
弟の方ならまだ話が通じるかもしれませんが、戸愚呂兄は完全に楽しんで相手を殺すのでどうしようもありませんね。あきらめましょう。
圧倒的な力を示した後で「一人だけ生かしてやる」と言っておきながら結局「俺はよく約束を破る」といって結局皆殺しにしたシーンは印象的です。
戸愚呂兄はどんなに攻撃してもまず死にません。
無限ともいえる程の再生力と生命力で他人に寄生してでも生き永らえます。
また、身体を自由自在に変形させることができるため、指先を鋭く伸ばして全身を突き殺すというのが彼の基本スタイル。
距離をとっても、背中を見せれば即刺されます。
会話をしていても次の瞬間には刺されているかもしれません。
いつ攻撃されるかが分からないという点で、もしかしたら一番質が悪いかもしれません。
風死「BLEACH」
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
アニメ「BLEACH」より引用
風死はアニメオリジナルの斬魄刀異聞編に出てくる、檜佐木修兵の斬魄刀が実体化した姿です。
偏見はよくないとは思いますが、彼に関しては正直見た目100%です。とっても怖いです。
相手を絶対殺す!って顔をしています。
顔だけでなくもう全身が殺意に満ち溢れていて、もはや死そのものと言っても過言ではありません。
気になる方はググってみてください。
紹介したキャラクターの中でダントツに恐ろしいビジュアルをしています。
優しい一面や熱い一面もあるんですが、いきなり目の前に敵として出てこられたら自分は「あ、俺もう帰れねえわ」と即諦める自信があります。
まとめ
今回の記事を通して「たとえ力を手にしても人の本質は簡単には変わらない」ということです。
身体と心は互いに影響を及ぼしあっていますが、別のものです。身体がどんなに強くなっても心は強くなりません。
反対に、心がいくら強くても身体は強くならないのです。
「強くなりたい」と言って体を鍛える人がよくいますが(自分もそうでした)、結局は体を鍛えてもビビりはビビりのままでした。
前から道いっぱいに広がって歩くお兄さんから目をそらして空気に溶け込んだり、車の運転中後ろからあおられるとパニックになったりしますよね。
どんなに強大な敵が相手でも決して臆することなく立ち向かう主人公。たとえ恐怖に飲み込まれてしまったとしても最後にはそれを乗り越えて進んでゆく主人公はさすがです。
そんな彼らから心の強さを学んでいきたいな、と思いながら皆さんもお菓子とジュースを手にアニメを見続けましょう。
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