上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)
漫画:鬼滅の刃 出版社:集英社 掲載誌:週刊少年ジャンプ ジャンル:バトル
作者:吾峠呼世晴
上弦の陸(ろく)。吉原を根城に暗躍する鬼兄妹の兄。二人で一人の鬼で、どちらかが生存していれば頚を斬られても消滅しない。
下っぱが何人来たところで幸せな未来なんて待ってねえからなあ 全員死ぬのにそうやって瞳をきらきらさすなよなあぁ
お前とはもう兄妹でも何でもない 俺はこっちに行くからお前は反対の方明るい方へ行け
そうだ お前も鬼になったらどうだ 妹のためにも!!
どうしてだ?“禍福は糾(あざな)える縄のごとし”だろ いいことも悪いこともかわるがわる来いよ
そうだなぁ そうだなぁ そりゃあ許せねぇなぁ
俺の可愛い妹が足りねぇ頭で一生懸命やっているのをいじめるような奴らは皆殺しだ
俺の可愛い妹が足りねぇ頭で一生懸命やっているのをいじめるような奴らは皆殺しだ
俺達は二人なら最強だ
寒いのも腹ペコなのも全然へっちゃら
約束するずっと一緒だ
絶対離れない
ほらもう何も怖くないだろ?
寒いのも腹ペコなのも全然へっちゃら
約束するずっと一緒だ
絶対離れない
ほらもう何も怖くないだろ?
虫けら ボンクラ のろまの腑抜け 役立たず 醜い声や容貌を嘲られ汚いと言って石を投げられた この世にある罵詈雑言は全て俺のために作られたようだった
お前らが俺の頸斬るなんて 無理な話なんだよなあ
泣いてたってしょうがねぇからなああ 頚くらい自分でくっつけろよなぁ おめぇは本当に頭が足りねぇなあ
ただ もし唯一 心残りがあるとするならば
俺の唯一の心残りは お前だったなあ
奪われる前に奪え 取り立てろと
俺が教えてたからお前は侍の目玉を突いたが
従順にしていれば なにか違う道があったかもしれない
俺の唯一の心残りは お前だったなあ
奪われる前に奪え 取り立てろと
俺が教えてたからお前は侍の目玉を突いたが
従順にしていれば なにか違う道があったかもしれない
鬼になれば一瞬で強くなれるぜ 不自由な肉体とはおさらばだ
みっともねえなあ お前全然妹守れてねえじゃねえか!!
兄貴だったら妹に守られるんじゃなくて 守ってやれよなあ この手で
兄貴だったら妹に守られるんじゃなくて 守ってやれよなあ この手で
わあああああ やめろやめろやめろ!!俺から取り立てるな 何も与えなかったくせに取り立てやがるのか 許さねえ!!許さねえ!!元に戻せ俺の妹を!!でなけりゃ神も仏もみんな殺してやる
ひひひひっ!!そうかそうか 土壇場で心が折れたか みっともねえなあ本当にみっともねえなあ
みっともねえが俺は嫌いじゃねえ 俺は惨めでみっともなくて汚いモノが好きだからなあ
みっともねえが俺は嫌いじゃねえ 俺は惨めでみっともなくて汚いモノが好きだからなあ
なあ虫けら ボンクラ のろまの腑抜け 役立たず
何で生まれてきたんだお前は
どうする?弱いボロボロのみっともねえ人間の体で
俺の頸を斬ってみろさあさあさあ!!
何で生まれてきたんだお前は
どうする?弱いボロボロのみっともねえ人間の体で
俺の頸を斬ってみろさあさあさあ!!
妬ましいなああ 妬ましいなああ 死んでくれねぇかなぁあ
そりゃあもう苦しい死に方でなぁあ
生きたまま生皮剥がれたり腹を掻っ捌かれたりそれからなぁ
そりゃあもう苦しい死に方でなぁあ
生きたまま生皮剥がれたり腹を掻っ捌かれたりそれからなぁ
お前いい着物だなあ 清潔で肌艶もいい たらふく飯を食ってきれいな布団で寝てんだなあ 生まれた時からそうなんだろう雨風凌げる家で暮らして いいなあ いいいなあああ!!
鬼になったことに後悔はねえ 俺は何度生まれ変わっても必ず鬼になる 幸せそうな他人を許さない 必ず奪って取り立てる 妓夫太郎になる
取り立てるぜ俺はなぁ やられた分は必ず取り立てる
死ぬときグルグル巡らせろ 俺の名は妓夫太郎だからなああ
死ぬときグルグル巡らせろ 俺の名は妓夫太郎だからなああ
お前女房が三人もいるのかよ ふざけるなよなぁ!!なぁぁぁ!!許せねぇなぁぁ!!
へぇ やるなぁあ 攻撃止めたなぁあ 殺す気で斬ったけどなあ いいなあお前 いいなあ
みっともねえなあ みっともねえなあ お前ら本当にみっともねえなあ
悔しいんだな自分の弱さが 人は嘆く時 天を仰ぐんだぜ 涙が溢れねえようになああ
俺たちは二人で一つだからなあ
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