ハーブ栽培初心者~収穫から収穫後のふやし方~

カテゴリー
アーカイブ

収穫しながら増やしましょう

収穫

ハーブのほとんどは、ほかの野菜に比べて驚くほどよく育ちます。枝や葉を収穫するとわきからまた枝が伸びて、より多く収穫できるようになります。逆に収穫しないで放っておくと、葉と葉が混み合って風通しが悪くなり、病気が発生しやすくなってしまいます。つまり、収穫すればハーブにとってもよく、長く収穫を楽しめるという一石二鳥になるわけです。
茎の先端で摘むことを摘心、枝を切って形を整えることを整枝といいます。これらの手入れはとても大切ですが、フレッシュハーブとして利用できます。このようにハーブづくりでは、収穫することが手入れになるという魅力があります。

  1. 葉や茎が成長して収穫適期のハーブは放っておくと、葉と葉が混み合って蒸れてしまいます。
  2. 節の上1㎝くらいで、ハサミで茎ごと切り取って収穫します。何カ所か収穫して、風通しを良くしましょう。
  3. 収穫後も風通しの良い場所で育て、土が乾いたら水を与えます。やがてまたわきから枝が出るので、葉が大きくなってきたら収穫します。これを繰り返すことで、長く収穫を楽しむことができます。

切り戻しと追肥

株を元気に回復させます。ハーブは成長して花を咲かせた後(花の咲かない品種もあります)、夏の終わりから秋ごろまで収穫を続けられます。この時期は収穫を兼ねて、開花した枝を切ってしまいます。これを「切り戻し」といいます。切り戻し後は株が弱るので、追肥として肥料を追加してやりましょう。花が終わったら切り戻し、切り戻したら追肥という作業は、ハーブを長く収穫するためのコツです。

  1. 収穫が終わったハーブはところどころ葉が枯れていて、根元に新しい葉が見えています。
  2. 古い枝を根元から切って取り除きます。これを切り戻しといいます。
  3. 化成肥料などを根元に与えて追肥します。根を痛めないように、根から離れたところに与えるのがコツ。これを追肥、またはお礼肥えといいます。

四季の追肥のポイント

…ハーブの場合は、ほとんどが最初に与える元肥えだけで十分ですが、春はハーブの成長する時期なので、肥料分もたくさん吸収します。株に成長が悪い場合や、たくさんの葉や茎を収穫した後などは、追肥として液肥(液体肥料)を与えるとよいでしょう。追肥の回数は植物にもよりますが、目安としては月に1~2回程度にしましょう。
…ハーブの多くは夏の暑さが苦手です。この時期は土が乾燥しやすいので水やりの回数は増えますが、夏に肥料を必要とするかどうかは品種によって違ってきますので、注意しましょう。一般的にハーブは必要としないものが多いです。
…秋も成長する時期です。追肥したり、収穫後のお礼肥えを与えるようにして、冬に向けて体力をつけさせるようにしましょう。
…地植えなら鉢上げし、鉢植えならそのまま室内で管理しましょう。肥料は極力少なくするか、ハーブによっては与えないようにします。

収穫後の作業

収穫が終わった後の作業をしっかりと行えば、何年も収穫が楽しめるハーブもあります。ここでは収穫後の作業とふやし方について紹介します。

植え替え

ハーブの中には、ローズマリーやタイム、ミントなどのように、何年にもわたって育成を続ける多年草や宿根草がたくさんあります。こういったハーブを何年も同じ鉢で育てると、根が鉢いっぱいに広がり、育成が妨げられてしまいます。また、土も古く固くなっているので、土も新しいものにしましょう。植え替えは基本的に苗を鉢に植え付けるのと同じ方法です。

  1. ハーブを鉢植えで何年も育てると、葉がぼうぼうに伸びて、株姿も乱れてきます。植えていた鉢よりも大きい鉢を用意します。
  2. 鉢底ネット、もしくは鉢穴より大きい石を鉢穴の上に置き、上から赤玉土を鉢底いっぱいに入れます。
  3. 新しい培養土を入れます。
  4. マグァンプKなどの緩効性肥料を、元肥として適量入れてよくかき混ぜます。これで土を入れ替え、肥料を与えたことになります。
  5. 古い株には害虫がついていることもあるので、気になる場合は害虫予防するための改良剤などを入れてもよいでしょう。自分で食べるハーブを作るので、なるべく弱い薬剤にしたいものです。
  6. 苗を鉢から取り出します。取り出しにくい場合は、外側からトントンたたくと楽に取り出せます。
  7. 古い土を落として、根元近くの根と土だけ残します。こうすることで、根の伸びを促し、育成がよくなります。
  8. 新しい鉢に植えて、根と鉢の間に新しい培養土を入れます。割りばしなどで土を軽くつつき、隙間に土を送り込んで、苗を安定させましょう。
  9. 鉢底から流れ出してくるくらいたっぷり水を与えます。植え付け時同様、植え替えの直後は株が弱っているので、2~3日の間日陰に置きましょう。株が落ちついたら、日当たりと風通しの良い場所に移し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。枝が多すぎる場合は、植え替えの時に切り戻して、株と根鉢(根とその周りの土)とのバランスをとるとよいでしょう。

ふやし方

ハーブの仲間には、さし木(さし芽ともいいます)や株分けで簡単に増やすことができるものもあります。

さし木・さし芽

多くのハーブはさし木で増やすことができます。これは、枝葉を切って土にさして芽を出させる方法です。種まきで増やすよりもずっと簡単で、一度にたくさんの株を作ることもできます。気に入ったものがあれば、さし木でどんどん増やしていきましょう。

  1. 若い枝を選び、節の下斜めに切り、下葉を取り除きます。
  2. 涼しい場所で、枝を水に30分ほどつけます。
  3. 赤玉土のような清潔な土に、割りばしなどで穴をあけます。
  4. 枝を土にさします。茎が柔らかいときは、折らないように気を付けましょう。
  5. 枝をさし終わったら、たっぷり水を与えます。
  6. さし木した直後は株が弱るので、日陰に2~3日置いた後、日当たりの良い場所に移し、土が乾かないように水を与えます。20~30日して茎を軽くつまんでみて、手ごたえがあったら根づいた証拠です。根づいたら、新しい株として育てます。

※切った直後の枝は弱く、水分を吸収する力も弱っています。葉がたくさん残っていると、葉から水分が蒸発してしおれてしまうので、上の方に2~3枚残す程度にしましょう。

株分け

ハーブは株分けで増やせるものがたくさんあります。株分けとは、株を掘り上げて、根を切り分けて植え替えることです。根が古くなって、容器いっぱいに張るようになったら株分けするとよいでしょう。

  1. ハーブを根ごと丁寧に掘りおこします。
  2. 根をいくつかの株に切り分けます。古い傷んだ根も切り落とします。
  3. 上部の葉が多い場合は、葉も切り落とします
  4. 容器に土を入れ、根を広げるようにして植えつけます。
  5. 根が隠れるように土を入れてならし、たっぷり水を与えます。
  6. 株分け直後は株が弱るので、日陰に2~3週間置いた後、日当たりの良い場所に移し、土が乾かないように水を与えます。しばらくしてはや茎が伸びてきたら、新しい株として育てます。

まとめ

コツさえつかめば、どんどん収穫量を増やしたり、お友達におすそ分けしたりできます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました