初心者の為のハーブ栽培 種をまく&植え付ける

カテゴリー
アーカイブ

種のまき方と植えつけ方を分かりやすく順を追って紹介します。

種まき

種から育てるのは多少手間がかかりますが、種から育てるとたくさん収穫出来てリーズナブルなのがメリットです。ハーブの種まき方法は、おもにバラまき、すじまき、点まきの3つの方法があります。
※ここでは、まき方の方法を育苗箱とプリンターで解説していますが、「苗に育ててから他の容器に植え付けて育てる」か「収穫まで育てる容器に直接まいて育てる」かによって、容器は使い分けるとよいでしょう。

ばらまき

直径1㎜以下の小さい種の場合に有効です。
ランダムな配置で、種をばらまきにします。

  1. ここでは、苗床に育苗箱を使っています。底穴が多いので、ベランダや室内で土をこぼしたくない場合は、そこにキッチンペーパーを敷くとよいでしょう。
  2. 培養土を、育苗箱の縁から2㎝ほどの深さまで入れます。市販の種まき用の土がおすすめです。
  3. 手に種をとり、育苗箱の土全体にまんべんなくまきます。
  4. まいたところ。ある程度密になっていても、あとで間引くので問題ありません。
  5. 全体に軽く土をかけ、板などで軽く押さえます。大きい種は数回に分けて丁寧に水を与え、小さい種は底面吸水、また水を十分かけた後に種をまきます。
  6. 土の感想を防ぐため、新聞紙をかぶせます。発芽後は新聞紙をとり、乾燥しないようにときどき水を与え育てます。芽が伸びてきたら、混み合ってきたところをピンセットで間引き、丈夫なものを残します。

種まき後の水やり

大きい種の場合は、じょうろでゆっくり水をかけます。小さい種の場合は、水を張った大きい容器に育苗箱の底に浸すか(底面吸水)、育苗箱の土に十分水をかけたところに種をまくなどするとよいでしょう。

点まき

株と株の間を広くとって育てたいハーブ、大株に育つものなど、最終的に株間を大きくとる必要があるハーブは点まきにします。規則正しい間隔に穴をあけるのがコツです。

  1. 指で種をまくための穴を開けます。第一関節くらいの深さでよいでしょう。
  2. 穴1カ所につき、種を3~4粒まきます。
  3. そっと土をかぶせて水を与えます。本葉が出るまでは競争させて育て、その後は順次間引き、1つの穴ごとに一番丈夫なものだけ残します。

すじまき

種の大きさが直径1~2㎜の場合は、すじをつくってそこに種をまく方法がよいでしょう。1列に育つので間引きが楽にできます。

  1. 収穫するまで、同じ容器で育てる場合は、鉢やプランターにまきましょう。底にカットした鉢底ネットを敷きます。
  2. 苗を植え付けるときと同様で、水はけをよくするために底に赤玉を入れ、その後培養土を入れます。
  3. 板切れなどで、土の表面が平らになるようにならします。
  4. 板や厚紙などを使って、深さ5㎜くらいの溝(すじ)をつくります。
  5. 紙を半分に折って種を入れ、溝に沿って、厚く重くならないまいていきましょう。
  6. 土を軽くかぶせて、溝を埋めます。その後はばらまきと同じように軽く水やりし、発芽まで新聞紙をかけるか半日陰で管理し、発芽後は間引いて混み合わないようにしましょう。

種まきのコツ

種まきは春と秋に
春に種をまくことを春まき、秋に種をまくことを秋まきと言います。ほとんどのハーブは春まき、秋まきともにできますが、秋まきの方がじょうぶに育つハーブは、カモミール、チャービル、ディル、フェンネルなどで、梅雨や夏の暑さに弱いためです。春まきは4~5月にまきますが、あたたかくなってからの方が発芽しやすいので、八重桜が咲くころを目安にするとよいでしょう。秋まきは9~10月ですが、彼岸のころまでに種をまき、寒くなる前に、苗を強くしておいた方がよいでしょう。

育苗したほうが良いハーブ
種が非常に細かいものは、直まきすると、発芽する前に水や雨に流されたり、土に埋もれてしまったりするので、育苗したほうが上手くいきます。また発芽までにかなりの時間がかかるのも、育苗したほうが楽に管理できます。
種が細かいハーブ
オレガノ・カモミール・レモンバームなど
発芽に時間がかかるハーブ
ラベンダー・ローズマリーなど

皮が固くて発芽しにくい種は芽出しを
固い種は、1日ほど清潔な水につけた後、湿らしたキッチンペーパーなどに包んで、そのまま置いておくか、冷蔵庫に2~3日入れておくと、数日後芽が出てきます。これを芽出しといい、こうすることで発芽しやすくなり、全体の発芽がそろいます。わずかに芽が出てきたら、苗床にまきましょう。

よい種の見分け方
1つの種袋にたくさんの種が入ってますが、状態の悪い種は使わないようにしましょう。シワや欠けのあるもの、他と色が違う種は状態の悪い種なので、まく前にとり除くとよいでしょう。また、大きいものの場合は、水に入れたときに沈むものがよい種といえます。

植えつけ

春に園芸店に出回るポット苗から育てると、かんたんに育てることができます。春に苗を植えつければ、すぐに育て始めることができます。種から育て始めたい方は、葉が5~6枚になったら、最終的に育てる場所や容器に植えつけを始めましょう。

  1. 鉢を用意します。ここでは一般的な5号(直径15㎝)サイズの素焼き鉢を使用します。
  2. 鉢底ネットを、鉢底の穴の大きさに切って敷きます。赤玉土、または大粒の石を鉢底数㎝ほど敷き詰めます。これで水はけがよくなります。
  3. 培養土に、元肥としてマグァンプKなど緩効性(効き目がゆっくりと長くあらわれること)肥料を混ぜます。(元肥入りの場合は不要)
  4. 土入れまたはシャベルで、元肥を入れた培養土を入れます。
  5. いったんポット苗のまま鉢に置き、高さを確かめます。
  6. 苗を置いたときに高さがちょうどよくなるように、土を足したり、減らしたりして調整しましょう。
  7. 苗をとり出します。株の根元を押さえ、もう片方の手の親指をポットの穴底に入れてゆっくり押します。
  8. たいていの苗がポンときれいに取り出せます。
  9. 根鉢(根とその周りの土)の下部を少しほぐします。これで根が伸びやすくなります。根がびっしりと張っている場合は少しハサミで切ります。
  10. 苗を鉢にそっと、まっすぐ立つように入れていきます。この時株元の高さが鉢の縁より2~3㎝低くなるように土の量を調整します。
  11. 根鉢の周りの隙間に少しずつ培養土を足していきます。
  12. 指や割りばしなどでつついて、土を奥まで軽く送りこみます。
  13. 根元が少し高くなるように、高さを調整します。鉢の縁に沿った部分が少し低くなるようにします。これをウォータースペースといいます。
  14. じょうろでそっと水を株元に与えます。
  15. 植えつけて数日間は、風のあまり当たらない半日陰で管理しましょう。
  16. 植えつけて3~4日たったら、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。土が乾いたら水をたっぷりと与えます。

POINTO

上手土の高さを調整しましょう。株元が高く、鉢の縁に沿った外側が低くなるように植えつけることで、常に水はけがよくなり、成育によい環境になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました